
設立年度を終えて
NPO法人日本構音障害協会は、2024年11月の設立から、初めての年度を終えました。
構音障害という、まだ社会に十分に知られていない課題に向き合い、「啓発」と「支援」を両輪に据えて、理解とつながりを広げていくことを目指した一年でした。
イベントへの出展、公式サイトの立ち上げ、キャッチフレーズ大賞の開催——初年度ならではの挑戦を重ねながら、少しずつ協会の輪郭を形づくってきました。
どの活動も、「構音障害を知るきっかけを増やすこと」、そして「困りごとを分かち合える場を育てること」から始まっています。
思い描いたすべてを実現できたわけではありません。途中で立ち止まったこと、まだ手をつけられなかったこともあります。
けれど、それらは次への歩みを導く確かな道しるべとして、私たちの中に残りました。
この一年、協会の活動を支えてくださった会員の皆さま、関心を寄せてくださった方々、そしてともに歩んでくださったすべての方に、心より感謝申し上げます。
次年度は、今年の学びを礎に、より実感のある支援と、より届く啓発を進めてまいります。
構音障害をもつ方々と、その周囲の人々が、安心して声を交わせる社会をめざして——
これからも、日本構音障害協会をどうぞよろしくお願いいたします。
理事長 小林 由美


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